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地球と遊ぼう、ハイジの丘協会 母ちゃんの声

母ちゃんの声 

鹿児島県で噴火中の霧島の7キロ麓から、NPO法人霧島食育研究会代表・千葉しのぶさんが来県。食育ネットの仲間と鍋を囲み、「高菜の握り飯」の話を伺いました。

2004年から毎年11月に「食の文化祭」を開いています。
家庭の自慢料理を持ち寄る『家庭料理大集合』で、
ある50代の女性の料理が、霧島の食の原点、私たちの活動の原点になっています。
110203霧島食育研究会千葉しのぶさんを囲んで@志保屋.jpg

その女性は『高菜の握り飯』を持ってこられたの。
高菜の漬物で握り飯を巻いたもの。
海が遠い霧島では、昔は海苔が貴重品で、だいたいが高菜の握り飯か、塩にぎりだったのです。

食の文化祭では、必ず料理の名前とその料理への想いを書いてもらいますが、
その料理には母ちゃんの声って名前がつけられていました。

料理を作られた方は3人兄弟で、
母ちゃんはいつも畑仕事にいく前に、自分たちのために高菜の握り飯を作ってくれていたと教えてくれた。

『やすこ、きよみ、さとる、母ちゃんたち畑いくっでね。
おやつは高菜ん握り飯やっでね』
って声をかけてから、いつも出かけていくんだって。

その母ちゃんは早くに亡くなってしまったけど、その人は今でも高菜の握り飯が大好き。
自分で作るたびに、握るたびに、自分たちを呼ぶ母ちゃんの声が聞えるのだそうです。
それで『母ちゃんの声』っていう名前を、その握り飯に付けたと教えてくれました。

霧島には、なんもおいしいものがないってよくいわれるんだけど、
子供においしいものたべさせたいとか、少ない食材を工夫しながら食べさせる心意気とか、
そういう骨太な、あったかい料理がいっぱいあって、それが会場に並んだのを見て、みんなで泣きました。

それを見たときに、やっぱこれだなぁって。
いわゆる鹿児島の郷土料理ということではなくて、
家庭の中で、普段食べるものが、
人の心を結ばせるなぁ、と思っています。




食の原点に立ち返り、【命を結ぶ】尊さを考えさせられたお話でした。
自身の台所も、私たちの活動も、今一度原点に立ち返って。
こんな思いを強くしました。



■千葉しのぶさん プロフィル 
総合病院勤務(病態栄養管理業務)を経て、現在フリーで乳幼児から高齢者までの健康診査における栄養指導・生活習慣病予防教室講師・離乳食から介護食等の料理教室講師・各種栄養相談等担当。平成16年、霧島食育研究会を設立研究会の活動で地域に根ざした食育コンクール2005優良賞、平成18年度読売教育賞社会教育活動部門最優秀賞(1位)、平成18年度あしたのまち暮らしづくり活動賞食育推進部門内閣総理大臣賞を受賞。鹿児島県在住。
主な著書・・・『増刊現代農業』(平成18年2月号) 農文協、『食育活動』(平成19年3月号) 農文協、『食農教育』(平成19年4月号) 農文協 他

話のジャンル・・・<食>食生活、料理・調理法、<健康>健康食、生活習慣病、食と栄養、<食農教育>食育、その他(栄養相談)、子どもと大人のための食育プログラム、食の文化祭、郷土料理伝承

HP:霧島食育研究会 http://www.geocities.jp/kirisyokuiku/

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