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地球と遊ぼう、ハイジの丘協会 野菜の適正価格~大手スーパーの安売りに農家が悲鳴

野菜の適正価格~大手スーパーの安売りに農家が悲鳴 

みつば生産者の栗田さんから、『<野菜高騰>大手スーパー続々特売 来客増狙い2~5割引き』のニュースにショック!、というメールが届いた。価格が守られない限り、農業後継者は育たない、こんな産業構造を日本は作ってしまった。
 先日訪れた60㌶の農園では、

従業員20人のうち、アジアからの研修生が5人。漁業だけでない、市内の身近な所でも一次産業の労働力を国外に求めざるを得ない状況を知った。

====栗田さんのメールより===============================================
 要するに、集客のため高騰している野菜の安売りをしようという大手スーパーがたくさんある、という話題です。消費者にとってはありがたいことでしょう。
 ところが農家にとっては生活に困窮する事態になります。なぜ、今野菜が高騰しているのかは、報道の通り、天候不順のために日照不足で作物ができないからです。農業に技術革新があっても、日照の問題を解決するのは至難の業と考えています。そもそも、農業とは「太陽のエネルギーをお金に変える」産業と思っています。この日照が得られないので、生産量が少なくなっているのですが、大手のスーパーではたくさん販売すれば利益が出るというのです。
 商品が少ないという現実を、大手のスーパーのバイヤーは知らないのでしょうか?それともどこからでも持って来いと仲卸しや市場に要求するのでしょうか?当然特売するのですから安くなければならないでしょう。そうすると、農家は日照不足で品物も良くなく量も少ないのに、安く販売しなくてはならないのでしょうか?
なけなしの商品を安く持って行かれたのでは、農家はそれでなくても単価安の昨今、苦しい経営を強いられているのに、さらに追いうちをかけるように経営が圧迫されてしまいます。もし今回これが成功すれば、大手スーパーはまた同じことを繰り返すでしょう。
ちなみに流通する野菜は大手スーパーに大量に持って行かれますので、中小零細スーパーや八百屋は跳ね上がった野菜を仕入れざるを得なくなってしまうとも考えられます。給食などに見積もりを出して受注した業者さんは大変でしょう。これは大手スーパーの我儘としか言いようがありません。

 いま、市場の価格調整機能は落ちています。これは大手スーパーに翻弄されているからです。
今回のようなことが許されれば、市場流通の大きな問題となってしまうと危惧してしまうのです。
もしかしたら、市場の価格調整機能が壊滅に向かう大きなターニングポイントが、ここに来たのかもしれません。ご縁ある皆様にこのようなことをお伝えするのかというのも、農業が衰退する要因の一つがここにあるからだという事実を知って欲しいからです。

==記事転載==
<野菜高騰>大手スーパー続々特売 来客増狙い2~5割引き
8月6日20時16分配信 毎日新聞 

 長雨や日照不足の影響で野菜の価格が軒並み高騰しているのを受け、大手スーパーが相次いで野菜の特売を実施する。仕入れ価格に一定の利益を上乗せする通常価格より2~5割程度安くして割安感を出し、来店客数を底上げする狙いだ。

 農林水産省が公表している東京・大田市場の青果価格は、7月下旬のジャガイモの卸売価格が1キロ当たり213円で、5月下旬から約4割上昇した。他の野菜もほぼ同様で、特に7月に入っての上昇が激しい。野菜などの生鮮類は景気動向に左右されにくいが、価格の動向に消費者は極めて敏感で、足元の価格上昇が長引けば「野菜離れ」を招きかねないとの不安が各社にはある。

 卸売価格が高騰していても通常の5~6倍売れば、利益が確保できるという社もあり、各社とも特売日の目玉に据え、大幅な売り上げ増を期待している。

 ダイエーは6日、毎週木曜の特売日に合わせ、全国の331カ所のグループ店舗でニンジン、キュウリ、タマネギ、ジャガイモの4品目の価格を引き下げた。関東地区では、通常の平均価格が1個48円のジャガイモを37円に、同68円のタマネギは37円に。「夏休みで家庭で食卓を囲む機会が増えるための企画」という。13、20両日も品目を替えて実施する予定で、通常の平日の4~5倍の販売量を見込んでいる。

 イトーヨーカ堂も週末の7~9日、全国の165店舗でレタスやキャベツなどを平均2~5割値引きする。地域や店舗で異なるが、首都圏では、レタスを6日の平均価格158円から98円に4割値引きする。首都圏店舗ではレタスの平均価格が5月から4割近く上昇したといい、価格を上昇前の水準に戻す。ニラは98円から59円にする。同社は3日間で通常の5倍の約1000トンの野菜販売を見込む。「野菜は食品の中でも特にニーズが高いため特売効果が大きく、週末の来店客数を増やしたい」(セブン&アイ・ホールディングス)という。

 東急ストアも7、8日の2日間、全87店でナス、ジャガイモ、トマトなどの安売りを計画。ナスは7月下旬の58円から32円へ、トマトは98円から77円にする。【秋本裕子】

================================転載おわり==== 

野菜の適正価格、その向こうにあるものは・・・。
消費者の一人として目を凝らしたい。

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