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地球と遊ぼう、ハイジの丘協会 地域をリードする若者をどう育てるか

地域をリードする若者をどう育てるか 

竹田市長湯温泉の人気宿「林の中の小さな図書館と長期滞在施設BBC長湯」が、常連客で経済学博士の久原正治先生のセミナーを開いた。セミナーは8月中に2回開かれ、1回目のテーマは「これから地域をリードする若者をどう育てるか」だった。九州大学大学院・経済学研究院と、シカゴ・デポール大学経営大学院で教鞭をとる久原先生は「東京経済が衰退し始めた今、グローバルな視点と即戦力を持った地方の若手リーダーの育成が必要」と力説する。

「地方の親は、東京のよりよい大学に娘息子を進学させ、大企業に就職させる。このパターンでは、地方行政と親が負担した教育費はおろか、地方経済にもノーリターンのまま。一方、東京では、妻が正社員で働きながら子育てをするのが難しく、人口や経済の生産性は低くなるだろう。それを地方の中小企業が補わなければならない。
しかし、地方には賃金体系を含め、魅力的な就職先が少ない。必然的に、アジア商圏を視野に入れた新しいサービスや製造業の”創業”が必要になる。九州だと、ジャパネットたかた(長崎県)のような企業。東京の外資系コンサルタントなどで業界のノウハウを吸収した後は、地方に戻って創業するんだよ、ということを、高校卒業までに教えておかなくちゃならない。偏差値の高い生徒が、一旦都会の大学に流出すると、就職先がない、という理由で帰ってこれないから」と話していた。

久原正治先生セミナー@BBC

つまり、グローバル経済の潮流の中にある日本で、より具体的なキャリア観を持ち、個人、地域、日本として世界の中で生き残れるか、といった意識も育む、企業家精神を養うトレーニング(アントレプレナー)が必要なんだと理解した。なぜならば、東京以外のすべての地方で「資源があるけど、生かしきれてない」という現象が起きており、工場立地の競争相手は国内ではなく、中国やベトナムやインドであるから。

久原先生の話を、是非、地元・大分の高校生にも聞いて欲しい、と考えていた。すると同じく地方出身者で、地方の衰退に猛烈に危機感を抱く仲間から電話があった。昨日、母校の教諭とアポイントをとり、高校でキャリア教育の一環として、彼の人脈から講演をしてもらう計画だという。「中高時代は、落ちこぼれだった」という彼は、3浪して有名大に入り、大手メーカーに就職した。国づくりの視点から、政府の一機関で働いている。「俺はお前の才能を信じているよ」という人間に会い、たいまつの明かりを灯してくれる人がいたから、今の自分がある」と教育の大切さを説く。失われた20年、東日本大震災、原発事故、1000兆円の財政赤字、少子高齢化、あらゆる問題の根本に「人」があり、人が解決する問題であるから、と。



セミナー2回目があります。(下記参照)
◆セミナーⅠ
「これから地域をリードする若者をどう育てるか」
 8月3日(水) 16:00~17:30 定員:15名
◆セミナーⅡ
「震災後の日本と九州の経済は一体どうなるのか?」
 8月29日(月) 16:00~17:30 定員:15名

【場所】B・B・C長湯 林の中の小さな図書館
【料金】各セミナー500円[ワンドリンク付き]*要予約
チラシ→http://daimarubb.com/img/event/chakai.pdf

【久原正治(くはら・まさはる)氏プロフィール】
福岡県久留米市出身。
九州大学大学院経済学研究院教授(経営政策講座)
デポール大学経営大学院(シカゴ)Adjunct Professor

学歴:1972年慶応義塾大学経済学部卒業、2001年経営学博士(立命館大学)、
職歴:1972年日本長期信用銀行入行、カリフォルニア大学バークレー校経営大学院留学、
   米国証券子会社副社長、シカゴ支店長など国際金融業務に26年間従事。
教育歴:1999年立命館大学経営学部教授、2001年立命館アジア太平洋大学
   大学院経営管理研究科教授を経て2007年より現職。この間、シンガポール
   マネジメント大学、ソフィア総合経済大学(ブルガリア)大学院客員教授歴任、
   様々な社会人講座講師兼任。
主要著書:『日本の若者を世界に通用する人材に』学文社2009、
   『新版銀行経営の革新-邦銀再生の条件-』学文社,2000

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