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地球と遊ぼう、ハイジの丘協会 地域活性化、失敗例に学ぶ

地域活性化、失敗例に学ぶ 

大分県、佐伯市、豊後大野市、宮崎県延岡市が7月9日、「国道326号・10号沿線地域活性化シンポジウム~東九州自動車道開通に向けて3つの地域が手を繋ごう~」を佐伯市宇目町で開きました。
110709国道326号、10号沿線地域活性化シンポジウム
私はパネルディスカッションに出演。食を核にした魅力ある地域づくりについて、祖母・傾山麓の地域の取り組みを、活動者と書き手の立場から発表しました。

基調講演したスイス・ツェルマットを拠点に活動する観光カリスマ・山田桂一郎さんの話は、非常に面白かった。
「戦略なき戦術論では、必ず失敗する」。その一例として、観光客の数にとらわれて、経済効果を生まなかった失敗事例を紹介しました。

NHKドラマ「ゲゲゲの女房」の放送で、脚光を浴びた鳥取県境港市の「水木しげるロード」。
人口375万人の都市を訪れる観光客は1994年の20万人から15年間で6倍の180万人に増えました。しかし、観光客は商店街に並ぶ妖怪のモニュメントを写真に収めて帰るだけ。土産物は中国産のキーホルダーと、妖怪をかたどったパンと1000円以下のものが主流。観光客が増えても、地元にお金が落ちる仕組みを作っていなかったため、観光収入は増えるどころか減ってしまったのです。


・都会の人が田舎に求めるのは、ディズニーランドのようなテーマパークの「非日常」ではなく、「異日常」。
 暮らしの豊かさを磨くことが、他地域との「勝ち残り」ではなく「価値残り」の秘訣。

・観光とは、国の光を発すること。地域住民が感じる幸せ、つまり「感幸」と書く。自信と誇りを持たなければ、観光による地域振興は意味がない。

・「地域住民とは、出身地は関係なく、地域に郷土愛を持って、責任の持てる人のこと」(佐伯市観光協会の古田さんの言葉)


貴重な機会を作って頂いた関係者、出演者の皆様、ありがとうございました。
今回の学び、つながりを、実践に生かしていきます。

コメント

ハイジさんのお話、聞いてみたかったですね!
これだけ観光客が増えても収入が逆に減るとはなんという皮肉でしょうか。何か一過性のブームに乗る手法は安易なもので、持続した効果を生むことはないという学びになるのかもしれないですね。
日本の山村の風景、特に過疎地や限界集落と呼ばれるようなところに限って、神々しいといってもいいような美しい景観、日常があると実感しています。これは「観光資源」と呼ぶほどに安っぽいものではない。本来の意味でのリゾート、と呼ぶべきものでしょう。
拙い考察はここにありますが;
http://communityrenaissance.at.webry.info/201103/article_2.html
日本の山村が本来もっている美しさ、価値というものを正当に自覚して、かつおおいに自信をもって、決してこれを台無しにすることのないようにしていきたいと思うものです。ただ、日本全体としては、その逆の力学のほうが強すぎて、がっくりさせられることのほうが多いのが現実かと思います。

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