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地球と遊ぼう、ハイジの丘協会 2006年08月

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「運命の力」 

歌の国イタリアを代表する作曲家ジュゼッペ・ヴェルディ。歌劇『運命の力』(La Forza del Destino)は、1862年にロシア、ペテルブルグのマリンスキー歌劇場で初演、1996年に大分県雄城台高校吹奏楽部によって序曲が演奏された、彼の作品で今なお最も人気の高い演目のひとつだ。

全4幕からなる歌劇は、スペインからイタリアヘと舞台を変え、多くの美しいアリアが続き、また数々の劇的な見せ場も多い作品だが、主要な登場人物が次々と死んでゆき、最後には主役のカップルも亡くなってしまうという、何とも悲劇的な物語である。十時君率いる金管楽器の重々しいファンファーレから始まり、美紀ちゃんをリーダーとする木管(弦)楽器が歌劇全体を通じて流れる「運命のテーマ」を演奏した後、劇中のアリアを次々と巧みにつなぎ、最後は力強く熱狂的に終わる、それが私たちのヴェルディ。


あの夏が過ぎて10年。
私達、雄城台高校21回生にとっては、思い出すのも辛い夏。九州大会連続出場10回目とあって、目指すは九州大会金賞、そして普門館でしかなかった。私はコンサートマスターだった。

3年間、音楽だけに全てをかけた私達に、逃げ道も、デキナイ理由も何もなかった。私のすべてが音楽だった。音楽以外に、何もなかった3年間が、九州大会「銅賞」という、まさかの結果で散った。

高校3年生、最後の吹奏楽コンクールでの結果以来、私たち(21回生)は、ダメの烙印を押されたようで、あの夏を思いだすことが、辛かった。10年経った今日でも泣けるほど、悔しかった。だから、卒業以来、母校に顔を出すことも、吹奏楽に携わることも全くなかった。21回生で集まることも殆どなかった。


▼しかし、先日(8月12日の)山本勝彦先生追悼演奏会で、私の知らない若い後輩、そして現役生の姿を見て気付かされたことがあった。

今春入部した1年生の輝君に、「僕はサッカー部でした。サックスという楽器は初めてです。でも僕は絶対に来年の夏までに、現3年生の下郷先輩よりも上手になりたいんです。先輩、教えに来てください!」と言われた。私が、雄城台高校の坂道を練習帰りに自動車で下るとき、一旦立ち止まってから「お疲れ様でした」と頭を下げて挨拶をするすべての現役生。私が楽器を鳴らしながらチューナーを持っていると、遠くから駆け寄ってきて「私がチューナーを持っているので、チューニングをして下さい」と言ってくれたサッシー。
雄城台高校・山本先生追悼演奏会 おちゃらけサックスパート

△演奏会終了後、可愛いサックスパートの後輩達と♪(現役バークリー音楽院生の近藤氏は楽屋で涙を拭っていたそうです)

10年前の私達と全く変わらない、現役生の真剣さ、ひたむきさ、情熱に心を打たれた。厳しい練習に誇りを持った50名以上の現役生が、「いい演奏をする」というたった一つの目標に向かって、人生をそこに賭けているのだ。そして私の後輩にあたる若手OB・OG達の技術の高さにも驚いた。

演奏会が終わった日、はじめて、私たちは”だめな”代ではなかったんだと気付かされた。ダメになる、とは、音楽への士気が薄れ、部に活気がなくなることである。

何故ならば、私がつの先輩からサックスを習ったことが、私の知らない次の次の次の後輩達にも、きちんと受けつながれているのだ。もしも、私たちの代で音楽や楽器が上達したいという士気が低まっていれば、今の後輩の姿は なかったはず。
そのことで 今日はじめて勇気を持って、 あの10年前の夏のことを振り返ることができた。


▼私は今、伝統食を伝えるという仕事に携わり、その難しさを感じている。今もう一度、一緒に3年間の苦楽を共にした仲間に会えるとしたら、あの頃あった楽しいことを、新しい気持ちで語り合える気がする。

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ピースフード、安曇野の風景 

「お帰り、ヒっロシー!」今回も自家製梅酢や梅シロップ、そしてシャロムの天然酵母パンなど、貴重なご馳走をごっそり抱えて富山から帰省してくれた弟。

自家製梅ジュースとシャロムの天然酵母パンたち

△(右下)ヒロシ手製の梅酢&梅シロップジュース
(右上)黒ごまごま(左)プルーンの赤ワイン漬け天然酵母パン
 酵母のフルーティな小味があって、うまい。

お目にかかる前にいただきました。ありがとう、yoyoさん♪

yoyoさんは、信州・安曇野にある農家民宿シャロムヒュッテの腕利きシェフ。彼女との出会いは、アラスカ時代に私のBLOGを偶然見つけて下さったこと。リンクさせて頂いている彼女のBLOG「SOS」はスロー、オーガニック、サバイバルをテーマに穀物菜食のお料理、自然農の畑、山菜・きのこ採取、オーガニック思考や食の安全についての情報が満載だ。数日前、2度目のシャロムヒュッテ訪問を果たした弟が、シャロムヒュッテの本『ピースフード』と天然酵母パンを調達してきてくれた。


春夏秋冬それぞれの旬の野菜と穀物で、季節の恵を丸ごといただきます。北アルプス山麓にあるシャロムヒュッテは、木立と畑に囲まれた、田舎暮らしを体験できる宿であるとともに、ピースフードを提供するオーガニックレストラン&カフェ、自然食品店、フェアトレードのエコロジー雑貨店も併設したエココミュニティだ。自然農、シュタイナー教育、マクロビオティック、地域通過、パーマカルチャーなど、循環型社会に必要なさまざまな活動を実践している。シャロムとはヘブライ語で「平和」を意味する。おいしい食事の原点は、もちろん美しい食材の調達から。
安曇野の風景を見ているだけでうっとりするようなお洒落なレシピ集だ。yoyoさんらしき女性が、地に這いつくばって山菜を採る様子、大きなバケツいっぱいに収穫した野菜を持って野の道を行く姿が見られる。”おいしい野菜の見比べ方”もスーパーマーケットでは必要な知識。されど、海山での”食べられる旬の食材の探し方”は究極のグルメだよね。野山での食材探しから手掛けるシェフ・yoyoさんのレシピ、皆さんもほ~ぅら想像力を働かせて挑戦してみましょう!

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父と娘のラプソディー・イン・ブルー 

      みんなと笑った日も
       独りで泣いた夜も
    試練に立ち向かった夏も
     凍えながら祈った冬も
       汗を流した校舎も
  光に包まれたステージの上も
     いつもそばにいたのは 
          あなたの愛
   そして私たちをつなぐ音楽



母校・大分雄城台高等学校吹奏楽部の恩師・山本勝彦先生=故= のメモリアルコンサートが2006年8月12日、大分市のオアシスタワーiichikoグランシアタにて行われた。現役である高校1年生~3年生の演奏に加え、今年4月からの練習には県内外からのOB、OG、そして山本先生と所縁の深い指揮者が迎えられた。

演目は【第一部】
・マーチ・エイプリル・メイ
・管弦楽組曲「第六の幸福をもたらす宿」より
・吹奏楽のための組曲「ハムレットへの音楽」より /指揮:園田先生

【第二部】
・ラプソディ・イン・ブルー/指揮:辛島先生、ピアノ:山本実樹子さん

【第三部】
・交響曲大9番「新世界より」第2楽章より/指揮:12回生OB佐藤秀博先輩
・バレエ組曲「白鳥の湖」より/指揮:平田先生


▼第二部のラプソディ・イン・ブルーは雄城台高校の創立20周年記念演奏会で十数年前に演奏され、ピアニストである山本先生のお嬢様・山本実樹子さん(ピアニスト山本実樹子のmiracle日記はこちら→http://miramikko.exblog.jp/)との共演を果たした曲。音魂の妖精と呼ぼうか、クリーム色のラメ入りドレスに、大きなリボンを肩に結んだ、とってもチャーミングな衣装だった。しかも一番見栄えのよいのが、ピアノと対面する横姿。

彼女との最初で最後のリハーサルは、先週8月5日のことだった。当日まで譜面をさらうことに一生懸命だった私は、彼女の父親への思いをBLOGで読んで、この演奏会の意味に泣けてしまいました。 私たちが大好きな先生への思いや愛情は、実樹子さんなら、その何万倍。

彼女がピアノに向かう姿を見ていると、「ピアニスト山本実樹子」を育て上げた山本勝彦先生の深い深い愛情をまた音いっぱい感じる。なぜなら、音楽家は一人で育つことができないから。

かつて、私たちが、そうであったように。
そう・・・。

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現場主義 

すっかり、ご無沙汰しています。
私は、暑さに負けず元気いっぱい動き回っています!!
日本に帰ってきてからこの4ヶ月、毎日書き留めておきたいことや出会いや気付きが、たくさんあるのに、パソコンに向かう時間が思うようにとれず、先投稿の「ゴット・マザー」続きもまとまりません。
私が今、向き合っている場所は【現場】


●国東市大田のこうもり亭、古民家再生プロジェクト
古い藁葺きの家の改修工事。
英国人のオーナーが、日本建築の美を再現しようと、一つ一つ手作業 で改修が進められています。改修後は、服飾デザイナー堀田麻里さんのアトリエとなる予定。今年5月から、建築に関しての経験も知識も全くない・・・1年前までは、ストッキングを履いてOLをしていたハイジが工事に参加。
 最初の土壁を撤去する作業では、わらと泥と竹を編んだ、その生命の一つの輝きに、その美しさに呆然。ただ一人、感動しました。小林澄夫著『左官礼賛』を読んで、また感慨にふけり、生まれて初めて触れる、土壁の優しさに触れました。
 8月上旬、塗炭屋根以外の古い部分の撤去が終わり、きれいな現場で、今度は基礎コンクリートを塗る、という左官やさんのまねっこです。さて、ハイジ作のコンクリート、一体何点なんだろう?(笑)
 作業は平日のみですが、興味のある方は、冷たいお茶を5人分持って遊びに来て下さいね。


●エコ洗剤を使ったお掃除修行。
ものの大切さを養う気持ち。それは身近なものを磨くことから。

 料理教室の先生でもあるがメンテナンス業の会社を営んでいます。私はアメリカにいるとき、毎日のようにステイ先で”お掃除”をさせて頂いていました。これだけ磨き上げたら喜んでくれるだろう・・・元々子育てで忙しい皆さんの、少しでもお役に立てたら、と自発的にしていたことですが、「本物の、プロの掃除職人の仕事を見てみたい」、「日本に帰ったら、絶対に日本家屋の住まい方を学びたい」と思っていました。
 キッチンから洗面所、床、天井、押入れ・・・使っているのは、ほとんどが「重曹」スプレー。業務用洗剤としては、ドイツ製のエコ洗剤を使用。昔ながら、それとも先進的?
 衣食住環境に気をつけている、質の高い文化的な暮らしをされている方は既にご愛用だと思いますが、大手のメンテ会社で、環境にも身体にも優しい洗剤を導入しているのは、大分ではこの一社。やはり子育てを経験した母親というバックグラウンド、そしてシックハウスや塩素系の洗剤に悩まされた社長ご自身の経験だと言えます。

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2羽の白鳥 =母校・雄城台高校 故山本勝彦先生の追悼演奏会に寄せて①= 

長雨の土用干しが終わり、ようやく燦々と日光を浴びた我が家の梅干もほんのり黄色からふっくらした朱や紅色に色づき始めました。
6月に柳農園で摘ませて頂いた紫蘇はもみすぎて色素がなくなってしまった。何故、揉みすぎたかというと、「昔、姑に2時間揉まされた。紫蘇は揉むほどよい」という農家の祖母の言われた通り、夕方のサザエさんを見ながら、2時間手がしびれるほどに、揉んだのです。

 さぁ、揉み終わりました。
 一体どんな綺麗な色に変わるんだろう、梅ちゃん!

・・・と容器に入れたものの、まるでイジケタ青菜のように、反応なし。紫蘇ちゃんに話しかけると一言「絞りすぎだよ!」と言われる始末。
それを見兼ねたお隣の幸子ママが、沖縄の塩で揉みだした、きれいな紫蘇を分けてくれました。

申年の梅はうまくいったのに、梅干ばかりはレシピ通りにいきません。きっとあと10年漬けても試行錯誤、なんだろうなぁ・・・。


▼さて、私は8月12日は母校・雄城台高校の演奏会に向けて、日中38度の温室にて今日も練習です。ボストンのジャズの名門バークレー音楽院でラテンやジャズを学んだOBも大暴れする予定(笑)
雄城台高校で共に学んだ多くの諸先輩達が、音楽の専門の道に進み、そして大分で全国で演奏家として、指導者として活躍しています。
そして私のようにアマチュアとして、音楽を抱きしめて行く者も、

  音楽が好き

この気持ちに変わりはありません。

この気持ちを育ててくれた、故・山本勝彦先生が逝ってから1年半あまり。


感謝や愛情や尊敬や

 言葉だけでは足りないから

  音楽をしよう

・・・あなたが教えてくれたように


山本勝彦先生 追悼演奏会 ~大分雄城台高校~


山本勝彦先生 追悼演奏会
8月12日(土)14:00~ 大分オアシスタワーiichikoグランシアタにて
入場料:1000円

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